昔と比べると、現代社会はテレビやパソコン、ゲーム、スマートフォンなどが一般的となり、意識せずとも目を使う機会が増えています。私や家族も仕事やプライベートなどで使用していますし、時代の流れは止めようにありません。
しかし、便利な生活の中で無意識に目を酷使することで、視力が低下してしまう方が少なくないという事実をご存知でしょうか?
現在20〜60歳の日本人で、視力を1.0以上に維持できている人は、17%しかいないという報告があります。なんと約7,500万人もの視力が低下しているというのです。さらに、視力が低下している方の1/3は、視力が0.1以下の強度近視であるとされています。強度近視は、目が見えにくいというだけではなく、めがねやコンタクトレンズなどでは視力を矯正することができない病的近視へと進行してしまうことや、視力を失ってしまう可能性もあるのです。
視覚は感覚器官の中でも80%以上の情報を収集しているとされるほど、多くの情報を取り込むことが知られています。その視覚が弱まることや失ってしまうことは、人生を左右するといっても過言ではありません。
特に若い世代では、2〜3歳という幼齢からテレビやスマートフォン、タブレットなどに接している場合も多く、日本人の視力低下はさらに加速していくと予想されます。
執筆者:「視力屋」めがね物語 梅嵜 剛
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